鍵師について
「鍵師」は英語で「lock-smith」と言いますが、この「smith」と言うのはもともと「職人」のことです。ですから、古くから鍵師になるためには職人修行的が必要であり、わが国でも新しく鍵屋さんなどになるためには、どこかの鍵屋さんに就職して職人的な修行をする必要がありました。
しかし本来特定の職業に就くためには、そのような旧態依然な「習うより慣れろ」式な方法ではなく、きちんとしたカリキュラムの下に、段階を踏んだ教育訓練組織があってしかるべきだというのが、ビジネス教育連盟での考え方でした。
連盟では平成元年から、鍵屋さんになるための教育指導を始め、平成9年に「鍵師」ならびに「錠前師」の商標が特許庁に正式に登録されたことを機に、「日本鍵師協会」を設立、正式な「鍵師」の資格制度を発足させました。
以来、年間を通じて鍵師養成のための定型的なカリキュラムを設け、教育を通じて多くの業界人を輩出し、2級鍵師技能試験を年に2回、1級鍵師技能検定試験を3年に1回実施することで、多くの鍵師技能者を誕生させてまいりました。
今後とも鍵、錠前業界への優秀な人材供給機関として日本鍵師協会は積極的に活動し、優秀な人材を送り出してまいります。
□HOME